土地の売却
土地売却
土地の活用が難しい場合、その土地を売却して現金化することも土地活用法の一つといえます。
土地を持っていることだけでは固定資産税や都市計画税が毎年発生し、将来的には相続税といった負担もあります。土地を保有していることで毎年かかる税金の負担は、土地売却で土地を手離すことによって軽減できます。売却収入も相続財産ですので、相続税額は増えますが、分割が難しい土地と違い納税はしやすくなります。
土地売却のデメリットとしては、売却収入のすべてが手取り現金にはならないことが挙げられます。たとえば、土地が1億円で売れても、1億円の現金がそのまま入るわけではありません。売却で得られた利益に対して、譲渡税として、所得税・住民税がかかります。
売却額を他の資産に組み替えようと検討している場合は注意が必要です。土地売却のデメリットを解消する有効な土地活用としては、駐車場やコインパーキングが挙げられ、有効に活用しておけば、収入も入り、物件と違い土地を再度復元することも簡単です。
等価交換
等価交換とは土地の所有者が土地の一部を不動産会社に提供し、不動産会社が建てた建物(ビルやマンション等)の一部を取得するというものです。つまり、土地所有者が提供した土地の一部と、建設会社が建てた建物の一部を「交換」する仕組みになります。
アパートやマンションを等価交換で取得すると、建設資金が不要であるため、安定的に収入が得られるメリットがあります。
また、土地を譲渡した場合には譲渡所得税が課税されますが、等価交換の場合は課税の繰延べのメリットがあります。等価交換はこのように税金によって利益を目減りさせることなく建物を取得することができるので、財産保全対策としても注目されています。