土地活用Q&A
Q1.土地活用にはどのような方法がありますか?
A1.土地活用の方法を検討するには、その土地の置かれている、さまざまな環境や条件によって、検討する必要がありますが、アパート・マンション経営、駐車場経営、テナント誘致による建て貸し、土地貸し(借地)等価交換などがあります。
Q2.賃貸物件で土地活用するにあたり、どのようなリスクがありますか?
A2.地域人口の流出による土地・建物の稼働率の低下、借入金利の上昇で生じる収益の悪化、建物の老朽化・劣化による管理維持費の増大、他の土地・建物との競合などがあります。
Q3.賃貸物件経営にはどんなメリットがありますか?
A3.安定した家賃収入が得られます。更地に比べると、税金面でも様々な優遇措置が受けられます。
Q4.土地活用することで収益は上がりますか?
A4.賃貸マンション、工場、倉庫等、土地の用途によって変わります。また、それ以外にも土地の特性や周囲の状況、計画などにも左右されます。賃貸住宅を建てても需要がない、駐車場にして収入はあるが税金を払うと手元には殆ど残らないといったケースも考えられます。そのため、収益を上げるにはどのように土地活用をすればいいのか考慮する必要があります。
Q5.費用をかけずに土地活用する方法はありますか?
A5.もっとも費用が掛からないのは、土地をそのまま貸すことです。ただ、借主がその土地に建物を建てると賃借権が発生してしまうので注意が必要です。駐車場経営は初期投資も抑えられるため、費用をかけずに土地活用する場合には最適です。土地活用の方針が決まるまで駐車場にしておく土地所有者もいます。
Q6.相続税対策として土地活用は有効ですか?
A6.相続の方法によって税額が異なりますので、所有している不動産に合わせた節税対策を行なうことが必要です。アパート・マンション経営は、宅地を相続することで、宅地の一定面積の相続税評価額が軽減されるため土地活用として有効です。土地を売却するという方法もあります。土地を持っていることだけで発生する固定資産税や都市計画税、将来的には相続税といった負担がありますが、その土地を手離しますので、保有していることでかかる税金負担はなくなります。土地売却収入により、将来 相続が発生した場合の納税資金を確保することもできます。
Q7.賃貸住宅を建てると固定資産税の負担が増えますか?
A7.農地の場合は、宅地に変わるので土地の固定資産評価は上がります。しかし、賃貸住宅を建てた場合、特別な軽減措置があるので土地の固定資産評価は大幅に下がります。建物についても軽減措置があります。また、固定資産税の支払いは賃貸収入から支払うことができますので、負担そのものは軽くなります。
Q8.土地を手放したくありません。資金がかからずに土地活用はできますか?
A8.定期借地権制度を利用する方法があります。今までは土地を売却せずに借地として貸し出した場合、契約期間が満了しても無償で土地の返還を求めることができませんでした。定期借地権制度は、契約期間満了時に土地が無償で更地の状態で返還されます。用途や期間によって異なりますので、詳細はご確認ください。